2010年6月の転職求人率、IT系は1.08倍に【DODA】

2010 年6 月の転職求人倍率は0.98 倍で、前月比0.02ポイント上昇。2009年4月の0.68倍を底に改善傾向が続く。

 業種別の求人倍率を見ると、6月は「メディカル」が3.45倍でもっとも高く、次いで、「IT/通信/インターネット」(1.08倍)、「メーカー」(0.97倍)と続いた。「メディカル」の求人倍率は2008年1月の調査開始以来の最高値。

 調査元のDODA編集長 美濃啓貴氏は、「多くの企業で年度初めとなる4~6月は、例年、個人の転職希望者数が減少する傾向にあり、今年も同様の状況がみられました。これから夏から秋にかけては、10月入社を見越した転職希望者が増加する見通し」と今後を予測している。

 「転職求人倍率」は、DODA転職支援サービス登録者1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値。算出式は[転職求人倍率 = 求人数(採用予定人員)÷ 転職希望者数]となる。